【開発秘話】DECASE for Xperia XZ3

DECASE for Xperia XZ3

特に大きな秘密はありませんが…

先ずは大変お待たせ致しましたアルミバンパー『DECASE for Xperia XZ3』について大変前向きなレビューを多数頂きましたこと心より御礼申し上げます。

DECASE for Xperia XZ3

ちょうど香港スタッフのショウの来日と商品販売の時期が重なり、あまりの販売スピードに『日本ではXperiaの人気はまだまだ有るね』と驚いていました。『だろ』と努めて冷静に語りながら頭の中では『だよね!まだまだXperiaも捨てたもんじゃないよね!ね!』と多少興奮していたような気もしないではありませんが。

XZ3は液晶端の曲面部分が曲者で、サイドセンスの相次ぐ誤作動に悩まされ、オフにしても、どうしても曲面に手が掛かるためタップが正常に行えず、機種変更を本気で後悔していました。しかし、このアルミバンパーのおかげで悩みが解消され、必要なときにだけサイドセンスが使用できるようになりました。本体をかっちり固定してくれ、余計な出っ張りのないシンプルデザインが高級感を醸し出してくれます。

DECASE for Xperia XZ3 レビュー抜粋

過去の開発日誌でもお伝えした通りXZ3バンパーの開発の肝はどこまでサイドセンスに対応させ、どの程度の保護力を確保するかでした。100%サイドセンス対応もやろうと思えば出来るわけですが、そこを追求し過ぎるとバンパーとしての強度がガタ落ちになってしまい、保護力の無いバンパーてどうなの?と堂々巡りに陥り。最終的に

売れなくてもクレームが大量に来ても全て私が責任をもって対応する!サイドセンスの機能を敢えて30%トレードオフにして強度を確保する!

と宣言して完成したのが今回の商品になります。そうは言いながらファーストレビューを頂くまではドキドキでしたが…。

どうなのよサイドセンス

XZ3実機を最初に触った時の感想がサイドセンスに対する「うーん」なネガティブインプレッションでした。一足先に香港で販売されたXZ3をショウが触れた感想が『サイドセンスやばい。理論通りに反応しない。これに完全対応は無理だと思う』でした。本当かいな、大袈裟なんじゃない?と触れてみるとショウの言葉は決して誇張ではなくハードウェアの問題なのかソフトウェアの問題なのか、それとも最適化の問題なのか、いずれにしても癖が強くどこまでサイドセンスを重視した設計を施せば良いのか暗中模索で3週間ほどうなされていました。

ケース装着すると誤爆が減るよ

きっかけは台湾某ケースメーカー担当者の一言でした。iPhoneケースの件で雑談をしていた時に『そういえば最近Xperia XZ3買ったんだ』との話が出たので『サイドセンス使えてる?』と質問したところ『裸運用だと誤爆するけどケース装着すると誤爆減るね』と。ほぉー!そこは盲点だった!ケースが邪魔すると逆に使い心地がよくなると!!!

『そのケース買った!日本に送って!』

そこからは毎日ケースを装着したり外したりを繰り返しサイドセンスの感度を調べて、ケースを削ってサイドセンスの感度を調べて、ケースを削りすぎたから再度ケースを送ってもらってサイドセンスの感度を調べて。うん、こんな感じで良いかなと思ったサイズとデザインをラフ画で描き『Xperiaのサイドボタンから○○mmの位置まで削り込んだバンパーの試作をよろしく!』と製造元に頼み、届いたバンパーでテストするとバンパーの厚みが思いの外邪魔をして想定した感度でサイドセンスは発動せず。で、イチから設計をやり直し。まぁ、開発に時間が掛かった言い訳をこの機会にガッツリとしているわけですが。

逆もまた真なり

開発中には堂々巡りが多分にありましたが、某ケースメーカー担当者さんの言葉と自分の感覚を信じ『サイドセンス用に必要以上にバンパーを削り込む必要はないかな。むしろユーザビリティを考えたら多少バンパーが邪魔した方がサイドセンスは適切に発動する』との決断に至り冒頭の発言へ

売れなくても大量にクレームが来ても全て私が責任をもって対応する!サイドセンスの機能を敢えて30%トレードオフにして強度を確保する!

今回の商品のコンセプトは末永く使って頂ければある程度理解して頂けるかなと妄想しながらも、販売当初は『サイドセンスがうまく動作しないぞ!』とのお叱りのレビューを頂く覚悟も持ち合わせていました。結果として、今回は前向きなレビューを多く頂いておりますがXperia自体の機能をある程度損なっている自覚はあります。2月25日に発表されるであろうXperia XZ4?についても勿論バンパーを製造する予定です。この辺のもやもやは次回商品に反映できればと考えています。

この度は(も)商品の開発に大変お時間を頂きながら、CROYが開発する商品を長期間に渡りお待ちいただきましたこと、この場を借りて改めて御礼申し上げます。

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