DECASE for Xperia 1 開発中(2)

そして評価機が完成し生産へ?!

本機については想定段階で複数パターンの設計を行っており、パターンAがダメならパターンB。パターンBがダメならパターンC。パターンCがダメなら…、とXperia1実機を用いた試作についてはかなり難儀するものと考えていましたが、最も現実的と考えていたパターンAの微調整のみで無事に開発GOサインが出せるクラウチングの体制に入りました!

商品をお待ち頂いているお客様へどの段階で開発経過をお伝えしようか?悩んでいる間にここまでトントントンと進みましたので、今回はDECASE for Xperia1の試作段階品をお見せすることでDECASEアルミバンパーの開発手法の一端をご紹介します。

評判の面一(つらいち)加工

“0.01mmの誤差精度を追求した高精度アルミニウムバンパー”

今では様々なバンパー制作会社が同様のセールストークを使うようになりましたが、高精度を高らかに謳い上げた元祖はDECASEだと自負しています。言うは易く行うは難しで、何故ここまで「高精度」をPR出来るのかで言えば単純にここまでバンパー製造で根気と時間を費やしている企業は無いとの自負から来ています。下の画像を見て頂くと分かるかと思いますが、一枚のアルミニウム板を様々な角度から何工程にも分け丹念に削り込み完成するDECASE。完成後に二分割し、それぞれに製造番号を付け後からネジで再結合する手法を用いているので理論上、バンパー結合部の段差はゼロになります。

※一般的な量産型のバンパーはパーツ毎に生産を行うため、それぞれのパーツに僅かでも歪みが生じると結合時にズレや段差が出来る可能性は必然的に高くなります。

高強度 A6061-T6 アルミニウム合金

DECASEが使用する6000系アルミニウム合金A6061-T6。熱処理を加えることで7000系のジュラルミンについで強度、耐食性が強くその分加工難度が高く、削り込みを行う高価なナイフのメンテナンスが必要となることもありバンパーで使用されることは稀なアルミニウム合金です。その軽量で強度の高さから過去から今まで一貫してDECASEはA6061-T6アルミニウム合金を使用しています。

前のスマホの時に初めて購入し、3年程使用しました。ある時、誤ってポケットから落としてしまった事に気付かず車のタイヤで踏んでしまいました。保護ガラスシートの一部が破損した程度でスマホ本体は無傷でした。それ以降絶対の信頼を覚え使用しておりますし、知人にも紹介したりもしました。

DECASE for Xperia XZ1 Compact レビュー

そして今週中には評価機がCROYへ!

先週末に製造元の台湾から『最終サンプル(評価機)送ったよぉー』の連絡がありました!設計図、評価機画像のいずれも私達の要求をクリアしているので私達が『無問題』と回答出来ればいよいよ生産体制に入ります。評価機が到着次第、本ブログで御開帳する予定です。

仮に御開帳が遅れた場合は私達がGOを出せない状況と…。否、過去の経緯から『無問題100%』と信じています。引き続きのご報告、今しばらくお待ちくださいませ。

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