削り出し直後の無骨感が素敵!Xperia XZ2 アルミニウムバンパーの初回サンプル品2種類到着
そして開発スケジュールは前回より下記段階へワンステップ移行。
- メーカー発表画像を元に大雑把な設計を行う
- 実機を購入する
- 実機を3Dスキャンする
- 3Dスキャンしたデータと1でデザインしたデータのすり合わせ
- サンプルを数種類作成
※現在地点 - 電波干渉テスト
- 販売の可否を決定
- 生産開始
設計初期段階のサンプル品が届く度に「削り出し直後って無骨でこれはこれで良いね」となでなで。本来なら二種類ともお見せしたいところですが、そこは設計段階なので一種類のみの御開帳となりますことお許しください。
一枚のアルミニウム板を最新のCNC旋盤でここまで削り込み制作するDECASEアルミニウムバンパー。1工程で数個しか同時制作出来ない作業を複数工程辿り、ようやくココに至ります。更に商品化する暁には二種類の研磨剤で表面のバリ取りを行い、最後にサンドブラストを施すことでメタリック感を抑えたシックな表情を実現させます。失礼な言い方をしますが安い金属製品だとバリが立ったり、妙なメタリック感が浮き出たりしますが、そのような製品の場合は研磨剤以降のどこかの処理をすっ飛ばしアルマイト塗装をしている可能性もあるかと思います。DECASEは台湾の工場で製造していますが、この辺の生真面目さは「日本メーカーに品質管理でいじめ抜かれたから」と工場長のアレックスが酒を飲みながらとうとうと話していたを思い出します(笑)
参考までに下の画像はサンドブラストを施したDECASE for HTC U11との比較になります。
Xperia実機は台湾にあるので、今回はモックアップベースで装着テストを行いました。二種類ともに特に目立った問題はなかったのですが改善して欲しい箇所(デザイン上の要望)を先程アレックスにメール送信したところです。後は電波干渉チェックを行い、細部の詰めに入っていくことになります。
ココまで来ると設計段階から商品化への具体的な微調整の段階へ、設計に対するワクワクから「今回はどうかな…」のドキドキ段階へステップアップ!
そして今週末頃にはXperia XZ2 Compactの設計図が完成する予定です。私が描いたラフ画がどの程度反映されるのか?こちらは未だワクワク状態です。まぁ7割方は「これは無理」と却下されるのですが。