ショウさんお疲れ様でした
そして紛らわしいタイトル失礼しました。今年は私は香港に行かずに香港在住ショウが一人で展示会をまわってきました。
展示会に行く目的は大きく分けて2つあります。展示会に出展している取引先へのおべっかと新商品の発掘です。今回は取引先の出展が少なかったので新商品探しがメインになりました。ショウさん、お土産のサンプル品とパイナップルケーキ待ってます!
香港の展示会ですが、日本の展示会と比べると何が違うかというと兎にも角にも会場がデカイ!
なんだかんだ言っても香港はいまだアジアのハブステーションになるので、世界に売りたいアジア企業の出展ではNo1の規模を誇り、また巨大な中国マーケットへの進出を目指す欧米メーカーも参加するのでまともに一つ一つのブースの展示商品を見ていると冗談抜きに一回りするのに3日は必要になります。「ふぅ、一通り見た」と息をついていると「まだ隣の会場見てないよ」「えっ」みたいな。
中国メーカーの足音
今年は参加していませんが、ここ数年の中国メーカーの躍進はホントに目を見張るものがあります。ほんの5年くらい前までは見た目「香港貿易会社」で一皮むけば隠れ中国人というブースが多く、商品一つとっても品質の良い日本製品に見せかけるために意味不明な日本語を散りばめたパッケージが素敵だったりしました。点数50点の商品をなんとか80点に見せかけようと下手な努力をするもボロが出まくり30点!みたいな。
これがに2年くらい前からブースも商品も洗練され、個性溢れるガジェットを展示する中国メーカーがかなり増えました。以前であれば「これ売れるアルヨ!」「Appleの認証とってるアルヨ!」と声を掛けられ商品パッケージを手に取るとバチ物感満載でショウとニヤニヤしちゃう中国メーカーが多く、だからこそ本物のApple認証(MFi認証)品を見ると「おぉ、巡り会えた」と軽い感動がありました。が、今では各種認証を取得するのは当たり前となり、その先の”個性”で勝負するメーカーが目に付くようになりました。ショウに「今年は何が例年と違った?」と聞いたところ返ってきた答えも「中国メーカーのパンフレットの方が欧米メーカーのパンフレットより全体的に綺麗だった」「あと、スウェーデンの女社長が凄い綺麗だった」と。
私が最も「中国も変わったな」と思った象徴的な出来事が昨年訪れた中国展示会でした。中国メーカーの担当者と話をしているとたまに「kaizen」というキーワードを発するので「kaizenて何?」と聞くと「日本語だろ”改善”は!」と。特に製造業の担当者からは「要望やリクエストがあったら気軽に言ってくれ。出来る限り”改善”してみる」。
また、自分達がサンプルとして持ち込んだ商品を見せても以前であれば「無問題!私達ならもっと安く作れる」と言っていたのが「ここの処理は素晴らしいね。出来るか分からないけどトライしてみる」との素直な意見もあり、「ここは中国だよね?」とショウと顔を見合わせることも。
まぁ、実際に彼らに”改善点”を伝えると「うん、それは無理」で終わることが殆どなのですが(笑)、それにしても彼らから「安価で安易な大量生産では中国でも勝負できない」との本音も聞こえてくるようになり、いよいよ中国も劣化コピーの時代が終焉し、自分達でオリジナルを創造するメーカーが出てきたなと実感する機会が増えてきました。
ビバ!エバーノート!
ところで香港の展示会を歩き回っているショウと情報共有する為に必須なアプリがEvernoteとLineです。うちらのやり方としてはショウが気になった商品を写メって画像をバシバシとEvernoteに貼付け重要な商品情報を画像の下にメモする。それを私がPCでリアルタイムで眺めながら気になる商品やメーカーがあれば「さっきの○○だけど、画像をもうちょいよろしく」とLineで投げかける。そして夜になったらSkypeで話ながら要点をEvernoteに2人でまとめる。同時に2人で開いているとうまく同期出来なかったり、多少のトラブルはありますが、もう本当にEvernote様様でしてEvernoteのアフィリエイトリンクがあれば喜んでワッショイ記事を連続投稿したいくらい重宝しています。
私達は有料プランを使っていますが無料プランでも似たような事は問題無くできまっせ!営業職の諸君!
今回は残念ながら香港に行くことが出来なかったのですが、その分もショウが一人で頑張ってきてくれました。その努力が報われるよう、先程もショウと小一時間ばかり商品の品評会をSkypeで行っていました。これから各国のメーカーと具体的なやり取りを行いGW明け頃迄には何かしらアクションを起こしたいと考えています。その際には次回こそ私が香港に赴き、エッグタルトの食べ歩き紀行を記事に出来るよう努力する所存です。
何はともあれショウさん、本当にお疲れ様でした。
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